2020年3月14日土曜日

昭和十六年度戦時艦船建造及び航空兵力拡充に関する件商議

実際には真珠湾攻撃の前にすでに日本は戦艦建造をほぼあきらめている。
戦史叢書31巻 海軍軍戦備 http://www.nids.mod.go.jp/military_history_search/SoshoView?kanno=031#
のp.834 には日米開戦前月の軍令部総長から海軍大臣への商議で
「兵力整備の緩急順序を概ね左の通りとす
1.航空機
2.潜水艦
3.航空母艦、防備艦艇(海防艦を含む)
4.駆逐艦
5.飛行艇母艦、運送艦
6.巡洋艦
7.戦艦、大型巡洋艦
8.その他の艦艇」
とある。戦艦の優先順位は8段階中下から2番目。
戦前の時点で帝国海軍はすでに次の戦争を航空機と潜水艦で戦うつもりでいた。
実際には当時最も大艦巨砲主義から遠い海軍は帝国海軍だった。


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